現在のヤミ金の勧誘の手口は多種多様です。
例えば、道端の電信柱に電話番号を貼り付けていたり、電子メールや携帯のショートメールを送ってきたり、ダイレクトメールを送ってきたり、果てはパチンコ屋さんや競馬場などで直接声をかけてくる場合もあります。
違法なヤミ金業者からすると、借りてもらわないと取り立てができませんので、あの手この手で勧誘をしてきます。
ヤミ金のイメージと言えば、例えば漫画やドラマで有名な「ミナミの帝王」でドラマで出てくる俳優さんのような、見るからに反社会的組織っぽい人を思い浮かべますが、現在のヤミ金の人間は、普通にスーツを着て、いかにもサラリーマン風の人がやっている事もあります。
貸す時には、ニコニコしながら優しく近づいてきて、取立てになると暴力的な言動になるなどの業者もありますので、気をつけなければなりません。
このような外見などでは判断できず、ヤミ金と気付かないままお金を借りてしまう人も少なくないのです。
広告による勧誘
上記のような勧誘と違い、ゴシップ週刊誌やダブロイド夕刊紙などには、堂々と「○○金融」と広告を出しているヤミ金もあります。
そのため、このような週刊誌などに広告を出すのだから安全だろう考えるのは危険です。
そのような、ゴシップ誌、タブロイド誌などは広告で成り立っていると言っても過言ではありません。そのため、出版社は、広告主(ヤミ金業者)が違法な事をやっているかどうかなど一々調べる事がありません。
だから、そのような週刊誌に載っているからと言って、適法合法の業者と思い込んではいけません。
もちろん適法合法に金融業を運営している会社の広告もあるとは思いますが10社の広告があれば、ヤミ金もまぎれていると思って間違いがありません。
後にヤミ金と分かっても、週刊誌や新聞社に文句を言っても聞き入れてくれませんので注意が必要です。
大手業者を装う手口
ゴシップや夕刊紙での広告による勧誘手法を使ってる中には、大手の業者であるかのように思わせて勧誘してくる場合があります。
例えば、「イオン」や「サティー」や「ジャスコ」と名前を聞くと、さもあのスーパーなどを経営している会社だと思ってしまいます。
このように大手と言われる会社や信頼がある会社などを使い、例えば「イオンコミュニティ」と名乗るなど巧妙化してきています。
そのような会社があると、大手の会社などは即座に関係ない旨をホームページなどに公表しますが、借りてしまった人からすれば後の祭りです。
もし、大手企業が本当に貸金業者などを営んでいる場合はグループ企業を検索するとしっかりと出てきますので、怪しいと思ったら確認をしっかりする事が必要です。
ちなみに、ヤミ金業者の詳しい見分け方については「闇金の見分け方」という記事も公開していますので、そちらもご覧ください。