闇金には色々役割があり、電話をかける「かけ子」、銀行で振り込まれたお金を引き出す「出し子」、お金を受け取りに行く「受け子」などが存在します。

実質的に経営している店長(違法行為)の下にこれらの人間が組織化されているのが闇金の特徴です。

「かけ子」や「出し子」、「受け子」はほとんどアルバイトでやっている人がいます。

タブロイド夕刊紙の3行求人広告などに「オペレーター募集」とか「簡単な作業で高時給」などと募集されています。

銀行に行って、お金を引き出すだけの簡単な仕事で高時給がもらえるわけがありません。

大学生ぐらいになれば分かると思うのですが、この「出し子」などのアルバイトをするのは、大学生や、若年層、また高齢で職につけない人や、給料が低い貧困層がこの「出し子」になってしまいます。

出し子も逮捕される

「出し子」はアルバイトだし、逮捕される事がないなどと思っていたら大間違いです。

「出し子」は、銀行からお金を不正に盗む窃盗罪に問われてしまう可能性があります。

さらに、場合によっては、闇金の仲間と認定され、貸金業法違反や出資法違反などに問われてしまい、最悪実刑判決を受け、刑務所に入らないといけなくなります。

高額時給などに釣られて、絶対にそのような犯罪行為をしてはいけません。

大学に通学中なら当然に退学処分や停学処分になりますし、会社員などであれば解雇処分待ったなしですので、絶対にこのような「出し子」、「かけ子」や「受け子」になってはいけません。

さらに、自分が受け取ったわけでもないのに、被害者からの損害賠償請求訴訟を起こされて、莫大なお金を払わされてしまう事がありますので、止めましょう。

一度はじめるとやめられない

さらに、このような闇金の場合は一度入ってしまうと、辞める事が難しいです。

犯罪行為をしている事を、警察や学校、会社にばらすなどと脅されてしまい、辞める事ができません。

さらに、暴力団が絡んでいる闇金もありますので、そのような反社会的な道へ無理やり入らされてしまう事もありますので、そもそも近づいてはいけません。

求人で入った会社がそのような会社なら遠慮なく、警察に通報しましょう。

さらに、入った後でも後悔しているなら自首をするなども検討すべきです。

自首なら罪が軽くなる場合もありますし、もしかしたら執行猶予がつくかもしれません。

これから長い人生を考えれば、自首して罪を償ってからやり直すのも検討すべきだと思います。

もし法律面で困ったり、闇金から抜けれないなどあれば、法律の専門家である、弁護士さんや司法書士さんに相談に行きましょう。

必ず、適切なアドバイスをしてくれます。