どの業界にも顧客を一部に絞って業務を行う事は珍しくありません。

闇金の仕事を業務と言うかどうかはさておき、闇金業界でも顧客を一部に絞って行う事があります。

このタクシー金融は、タクシー運転手にターゲットを絞って、お金を融資する業務(違法です)を行っています。

タクシー運転手さんと言うと、やはり雨が多い季節や寒さが厳しい季節などは給料が多くもらえることがあるそうですが、それ以外は利用者が少ないので、歩合給の運転手さんの給料は安定しません。

そのため、タクシー運転手さんは、銀行や消費者金融(サラ金)から借り入れする事が難しい場合があります。

そこを狙って違法な金利で融資を行うのがタクシー金融です。

いろいろな種類

ちなみに、タクシー金融以外にも、水商売従事者専門の闇金や、スナックやBARなどを専門に融資する闇金、個人事業の居酒屋専門に融資する闇金、OLさん専門に融資する闇金、金融業従事者専門に融資する闇金なども存在します。

水商売従事者への闇金は、やはり水商売従事者も給料が安定しないので、銀行や消費者金融からは融資を受け難いので、ここを狙って高金利で融資します。

また、金融業従事者は、借金などを正規業者からすると、白い目で見られたり、降格させられたり、お金を扱わない部署に飛ばされてしまう事もあるので、表に出ないように(正規の金融業者の場合は融資した時には、信用情報機関{JICCやCIC}などに登録される)、このような闇金からお金を借りてしまうことがあるそうです。

それぞれ、専門性をもって、相手が嫌がる事や相手が困る事をしっかりとしっていますので、このような違法闇金を利用してはいけません。

タクシー金融の特徴と対応策

タクシー金融の特徴としては、やはり小口で大量に多くのタクシードライバーさんへ融資を行います。

また、同じ会社の人でお互いに保証人にさせて、一人が逃げると、もう一人に二人分の債務を請求するような悪質なタクシー金融も存在しているようです。

対応策は、まず、このような闇金を絶対に利用しない事です。

さらに保証人にも絶対になってはいけません。

タクシー会社としても、このような所から借りている従業員を雇っていたくありませんので、利用者は会社に知られたくない心理から、闇金に利息を支払い続けてしまいます。

また、業者によっては、会社へ収めるタクシーの売上金すらも回収しようとする業者もあります。

このような、タクシー金融など被害をあっている方は、法律の専門家へ相談しましょう。

当サイトでは、タクシー金融をはじめとしたヤミ金問題を扱っている弁護士や司法書士を地域別にまとめたページも公開していますので参考にしてみてください。

ヤミ金を扱う弁護士・司法書士の一覧