闇金(ヤミ金)と言うと、闇の名簿屋から大量に個人情報を得て、大量に手当たりしだいにダイレクトメールやEメール、電話などを行います。

しかし、この債権買取金融は少し特殊で、ターゲットの個人情報をしっかりと調べてから電話などをします。

調べられる情報は、例えば、A銀行からいくら借りており、B消費者金融からいくら借りており、借り入れ残額はいくらか、次の返済日はいつかなどを徹底的に調べてから電話などをしてきます。

電話の内容は、「B消費者金融ですけれども、今月から返済口座が変更になりました。」や「A銀行から債権譲渡を受けたので、これからはうちに払って欲しい」など様々です。

当然、あなたはA銀行や、B消費者金融から借り入れしていますので、「振込み口座が変わったのだな」とか「債権(借金)が移ったんだな」と納得してしまいがちです。

債権買取金融の仕組み

債権(借金などを取り立てる権利など)の譲渡(誰かにあげる)行為を債権譲渡と法律用語でいいます。

債権譲渡をするためには、債務者(お金を借りてる側)に通知をしたりしないといけません。

要するにB銀行から、あなたに対して、「A銀行からCサービサーにあなたの債権譲渡しました」のような通知書が届くはずです。

それがない場合は、この債権買取金融ですので注意が必要です。

被害を防ぐには

この債権買取金融からの被害を防ぐには、債権(借金)をどこからいくらしているか等の表などを作っておかなければいけません。

「A銀行から30万円、B消費者金融から20万円」などとメモや票をしっかりと取っておき、返済日などもしっかりと明記しておかないといけません。

借金が大量にあれば、どこからいくら借りているか分からない状態になってしまっており、この債権買取金融からのウソ請求にまんまと引っかかってしまう可能性があります。

まず、このような電話やメールなどが来たら、借りている会社に連絡して債権を譲渡したのかをしっかり確認してください。

債権買取業者は個人情報である借金の額などをどこからか入手してしっかりと調べて詐欺行為を行ってきます。

まず、このような債権譲渡通知が届いたり電話が来たら、元々の借り入れ先に早期に確認しましょう。

また、そのような債権買取業者からの請求が本当かどうかわからない、執拗という事があれば、法律の専門家である、弁護士さんや司法書士さんに中に入ってもらう事をお勧めします。

個人情報を握られているので、債権を持っていないにも関わらず訪問してくる業者もありますので、注意が必要です。