日本語は難しいもので、意思の疎通がうまくいかない時があります。
いきなり電話が掛かってきて「金融屋ですけど、融資はどうでしょうか」と業者が言うと、当然に不要な場合は「いりません」や「けっこうです」と言います。
普通の会話ですが、このような事を利用して、絡んでくる闇金もいます。
日本語で「けっこうです。」と言うと普通の人は断わったと考えますが、「けっこうです」は、否定にも肯定にも取れてしまう言葉なので大変です。
その後、闇金から電話が掛かってきて、融資の準備が出来たなどと言って、断ると先ほどの電話は録音している、頼んでおいて断るならキャンセル料を出せなどと言ってくるのがキャンセル料金融です。
まったく闇金を利用した事がない人ならそのような電話は、着信拒否設定にして終わりですが、一度でも利用した事があり、闇金の怖さをしっている人ならそのような脅しにのってしまい、キャンセル料金を払ったり、融資を受けてしまったりする事があります。
対応策は?
対応策は、そのような電話が掛かってきても徹底的に「いりません」「必要がありません」ときちんと断る事が必要です。
万が一あいまいな返事をしていると、闇金業者があなたの口座を知っていれば無理やり振り込んでくる、「押し貸し」のような事にもなりますので、絶対にあいまいに返事せずにしっかりと断ることが重要です。
またそのような業者は、一度あなたと取引したら、警察に捕まるか、あなたが引っ越したり、携帯電話番号を変えるまで徹底的に勧誘してきます。
もちろん、このような業者には1円足りともキャンセル料を支払う必要はありません。
闇金業者も組織化され、下っ端の違法従業員などはノルマなどを設定され、それを達成できないと怒られたり、殴られてしまいますので、業者の違法従業員も必死に電話をかけてきます。毅然として断る事が重要です。
もし引っかかってしまったら?
このように執拗な勧誘を受けている場合や、さらに無理やり押し貸しなどをされてしまった場合などは、専門家へ相談しないといけません。
また家の住所などを知られている場合は、闇金業者が家に取り立てに来るかもわからないと不安になり枕を高くして眠れません。
そのような事から開放されるためには警察にパトロールをお願いしたり、根本的にやめさすには、法律家が後ろについているという事を闇金業者に知らしめる必要があります。
電話勧誘が執拗であったり、押し貸しの被害にあえば、弁護士や司法書士に相談して下さい。
当サイトでは、ヤミ金問題を扱っている弁護士や司法書士を地域別にまとめたページも公開していますので参考にしてみてください。