信用屋の手口というのは単純です。

闇金(ヤミ金)と提携(自社で両方やってる場合もある)などをして、利用者からお金をふんだくるのがやり口です。

色々種類があるのですが、例えば、消費者金融に断られた個人の情報を闇の名簿屋などから入手し、その個人情報を利用して、電話やダイレクトメールを送ってきます。

ダイレクトメールの内容は「弊社にお任せ頂ければ、貴殿の信用力を上げる事が可能です。5万円振り込んで頂けると、A社(前に融資を断られた消費者金融)から年利18パーセントで30万円まで融資が可能になります」などの文言が送られてきます。

電話などでは、「困っていませんか?困っていたら弊社にお任せ頂ければあなたの信用力を上げて、融資をしてもらう事が可能になりますので、5万円を先に振り込んで下さい」などと言われます。

信用屋の種類

ここまではどの信用屋も同じなのですが、ここからは少し分かれており、実際に闇金を紹介する会社と、利用者が振り込んだお金をもらうだけの業者があります。

闇金を紹介する会社は、振り込まれると実際に金融屋から電話をさせ、さらに利用者を闇金地獄に取り込む会社があります。

そして、他方振り込ませるだけの業者は、信用をあげるなどと言っていますが実際には何もしません。

クレームを言うと、信用はしっかりと上げた、しかしそれでもあなたの信用では融資ができないとの判断をされたのではないかなどと言い、もう少しお金を払えば、もう少し信用を上げる事が可能だなどと嘯いて、2回目のお金を振り込ませようとする業者もいますので注意が必要です。

どこの金融機関でも同じですが、客に貸す、貸さないの判断は自社で総合的な判断を行います。そのため、他社が何を言ってこようと、信用が上がる事などはありません。しかし、一般的にはこのような事は知られておらず信用屋はそれを利用して、信用を上げるなどと嘘を言って勧誘してくるわけです。

このような信用を上げることは、金融機関の社員ならまだしも、他社の人間には不可能ですし、他社の助言などに頼る会社は皆無です。

このような信用屋にお金を振り込んでしまったら、はっきり言って取り返すのは不可能です。

さらに、信用屋の場合は、個人情報をそのまま闇金に流したりするので、二次被害に注意をしないといけません。

引っかかってしまいましたら、最寄の警察に届出を出し、信用屋の銀行口座などを凍結してもらい、必要があれば、法律の専門家である司法書士さんや弁護士さんに相談して下さい。