闇金業者の一番重要なアイテムのひとつが携帯電話です。

携帯電話は、債務者(お金を借りている人)との連絡はもちろん、闇金の従業員同士の連絡にも必要です。

また、勧誘などにも携帯電話が必要ですので、闇金の生命線と言っても過言ではありません。

ヤミ金の携帯電話入手法

闇金がどのように携帯電話を契約するかと言うと、もちろん自分達の名義を使うわけにはいきません。

そのため、債務者の名義を使ったり、代理で契約してくれると高額の謝礼を支払うなどを謳い文句に、一般の人に携帯電話の名義貸し、契約をやらせるのです。

当然にこの高額謝礼というのは嘘で、契約をしたら通話料金はもちろん本体代は契約者負担です。高額謝礼はもちろんありません。

最近は、携帯電話の本体価格が高額になり、分割で支払う契約も増えているようですが、闇金はそれを知っており、「負担0で簡単なお小遣い稼ぎ」などと言って、2台も3台も契約させられる人もいるようです。

もちろん、その後の携帯電話会社からの本体代の請求には、本人が支払いをしないといけません。

このような、広告やメールなどを見ても絶対に応じてはいけません。

携帯電話の本体代もローンですので、騙されたから支払わないなどと言っても通用しません。

最悪、カードを持てなくなってしまったり、将来の自動車ローンや、マイホームローンに影響する事も考えられますので、何があってもこのような携帯買取の詐欺にあってはいけません。

さらに、この契約をしてしまうと、あなたの契約してしまった携帯電話でさらに闇金の被害者が増えるので、悪く言えば、犯罪の片棒を担いでいると言われてもしかたがありません。

被害者でありながら、闇金に力を貸してしまうなんて、踏んだり蹴ったりですので、携帯電話の「名義を貸すだけで簡単に稼げる」や「携帯電話契約代行」などの文字が躍っていたら、詐欺ですので絶対にやめましょう。

携帯電話会社は、あなたと契約したのであって、闇金と契約したのではありません。

現在のスマートフォンなど1台5万円の高額な機種も出ています。

それを2台も3台も契約すると10万円、20万円のローンを組んでいるのと同じ状態になります。

最近は、大学などの前に大きく看板を設置しているので簡単に稼げると思い、その闇金の手口にまんまとひっかかる大学生も多いそうです。

自分で契約できないから変わりに契約をして欲しいなど誰が考えてもおかしいので絶対に引っかからないようにしましょう。

万が一、引っかかってしまった場合は、早急に司法書士や弁護士などの専門家へ相談しましょう。