システム金融の特徴は、個人の顧客を狙うのではなく、中小零細企業の経営者、個人事業主などを狙う闇金業者ということです。

システム金融は、中小零細企業や個人事業主を狙うために小切手や手形などを利用します。

手形や小切手を使って借金する場合は普通の借金と違って、約束通りに支払わないと銀行取引が禁止になってしまいます。

そのため、中小企業の経営者は必死になって、不渡りなどを回避するために頑張って、闇金に支払うために無理をするのがこのシステム金融の特徴です。

システム金融の手口

システム金融の手口は、資金繰りがうまく行ってない中小零細企業や個人事業主に無作為にダイレクトメールを送ります。

ダイレクトメールには、「低金利で高額が即日融資可能」など、中小零細企業からすれば大変助かる甘言が書いており、電話してしまうと闇金の思う壺です。

審査をするために会社の住所から経営状態まで赤裸々に告げねばならず、経営状態を闇金に知られてしまう事も困ります。

直接訪問してくる場合もあるのですが、多くはFAXや電子メール、現在なら携帯電話の写真メールを使い、帳簿から会社の外観まで要求される事があるそうです。

その後審査に回すとなり、結論的にはお金は低金利では借りる事ができません。

じゃあ少し金利が上がるといわれて、300万円の融資をしてもらうのに50万円の手形を10枚切らされたりするなど、違法な金利を要求されます。

さらに、その300万円から審査手数料なども取られてしまいます。

このような違法な金利を取ったとしても、手形は、振り出したら最後、手形は独立しているので違法な金利を取られているから無効などとは言えません。

手形は闇金から正規業者に渡ってしまう場合もありますので、手形や小切手を振り出す前にはしっかりとした検討が必要です。

6ヶ月間に2回の不渡りを出すと銀行から取引が停止され、広く知れ渡ると、取引先もあそこは危ないとの噂が流れ結局は倒産です。

これを避けようと、必死に払うのを知っているのでシステム金融の闇金は、手形や小切手を担保に融資をするのです。

手形や小切手を闇金に切ってしまったら、もうこれは倒産へまっしぐらです。

この場合は、司法書士さんや弁護士さんなどにも出来る事は限られてしまいますが、誰にも相談できず保険金で返済をするために自殺を図るという経営者さんも多いです。

万が一、システム金融闇金に手を出してしまった場合は、倒産を免れる事はもちろんですが、経営者さんの命を守るためにも、早めに法律家への相談をお勧めいたします。

当サイトでは、ヤミ金問題を扱っている弁護士や司法書士を地域別にまとめたページも公開していますので参考にしてみてください。

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