はっきり言いまして、ヤミ金に対して支払ってしまったお金を取り返すのは相当困難です。
そもそも支払わない事が重要です。
しかし、最近は「出し子（銀行にお金を引き出す役割の窃盗犯）」や「かけ子（貸金業法違反の正犯）」が捕まると、情状酌量のため（要するに刑を軽くしてもらうため）に、被害者に対して、被害額や慰謝料を払う事もよくあります。
このような例は「出し子」や「かけ子」がアルバイトで若年層が多いため、その親などが弁済したりする事例が多いそうです。
逮捕される事以外でお金はほとんど戻ってこないという事をまずは認識しましょう。
また、ヤミ金業者も反社会的組織の末端という事も多くあり、上納金という形で上の団体へ支払っている場合も多くあります。
つながりなどを証明できれば、上部団体への損害賠償請求も可能なのですが、証拠などを残している所が少なく、なかなか難しいのが現状です。
さらに、このようなヤミ金組織のお金の流れは逮捕しても、中々口を割らない（割ると後で上部組織から報復を受ける）事も多いです。
そのため、警察もヤミ金自体はどんどん逮捕できているのですが、その元締めを逮捕する事ができずに中々、ヤミ金組織を壊滅する事ができません。
取り返せる可能性が高いケース
また、取り返せる可能性としては、正規業者として届出を出しているものの、違法な金利や手数料名目で法定以上の利息を取っている場合は取り返せる可能性が高いです。
この場合は、法律の専門家である弁護士さんや司法書士さんに依頼しましょう。
自分でやることも可能なのですが、このような業者の場合は個人でいくら言っても聞き流されてしまう事が多いです。
さらに相手は悪質なヤミ金ですから、法令知識も多少はあり、言い負かされてしまう事もあるでしょう。
そのような時は、専門家へお金を取り返すことが可能かを相談しましょう。
本来は1円も返済する必要がない
そもそもヤミ金は違法です。そのため、利息はもちろんの事、元金も支払う必要がありません。
そして、残念ながら支払ってしまったお金は中々取り返すことが難しいのが現状ですので、まずはヤミ金と関わらない、そして支払わないという事が大切です。
万が一支払ってしまった場合、また、継続して支払っている場合は、早期に法律の専門家である弁護士さんや司法書士さんに相談し、まずは支払いを止める事に力をいれ、そしてそれが終わって余裕があれば取り返せるかを検討しましょう。
支払っている段階で取り返す算段をしても意味がありませんので、まずは支払いを止め、ヤミ金との関係を断ち切りましょう。
当サイトでは、ヤミ金問題を扱っている弁護士や司法書士を地域別にまとめたページも公開していますので相談先を探す参考にしてみてください。
