お金を借りる方法というのは、大きく分けて2つ。個人に借りる場合と、法人に借りる場合です。

法人に借りる場合はもう少し細分化され、銀行から借りる、信用金庫から借りる、農協から借りるなど代表的なものがあり、これらは金利が比較的安いです。

事実、銀行から住宅ローンなどを借りる場合は、金利は1パーセントに満たない場合もあります。

また、法人の中には、消費者金融もあります。消費者金融は、サラ金や街金などとも言われます。

漫画でも「ナニワ金融道」などで描かれていたり、ダンスのCMやチワワのCMなどで有名になったのがこのサラ金です。

もうひとつ最後に借りる方法がありますが、これがヤミ金です。上記の金融業者とヤミ金業者の一番の違いは法令を守っているかどうかです。

確かに、昭和の時代には、銀行や信用金庫、商工ローンと言われる会社までもが、違法な取立てをして社会問題になりました。

また平成に入ってからも、消費者金融の取り立てでの、例えば「臓器売ってでも返せ」等の過激な発言がテレビや新聞などで話題になりました。

それを問題視した金融庁が徹底的に通達を行い、現在では、サラ金と呼ばれる消費者金融ではほとんどそのような問題がなくなりました。法令順守という事を徹底している消費者金融(サラ金)が増えたのは確かです。

総量規制とは?

平成22年6月18日に施行された総量規制により、正規の業者からは借り入れできる金額が住宅ローンなどを除き年収の3分の1までとの規制が始まりました。

これはお金の借りすぎで困っている人や貸金業者の過剰な融資を防止するために施行されました。この結果、正規業者から借りる事ができずにヤミ金に頼ってしまう人が増えたと言われています。

例えば、年収が300万円の人の場合は、100万円までしか借り入れる事ができません。

これまでは正規の金融業者がこれ以上でも貸してくれましたが、それが借りられなくなった人達はどこへ借りに行くかわかりそうなものなので、個人的には、政策として失敗だったのではないかと思ってます。

ヤミ金とサラ金の大きな違い

ヤミ金とサラ金の大きな違いは、やはり利息の利率が法定外という事と、取り立てなどが法定が許さない行動を取るということです。

借金問題を解決するためには、サラ金などで困っている人も司法書士さんや弁護士さんにお願いするのですが、ヤミ金の場合は、弁護士さんや司法書士さんに加えて警察も介入すると言う違いがあります。

最後に、ヤミ金とサラ金の違いを一言でまとめると、合法なのがサラ金、違法なのがヤミ金と考えれば分かりやすいと思います。

ちなみに、ヤミ金業者の詳しい見分け方については「闇金の見分け方」という記事も公開していますので、そちらもご覧ください。