こんにちは、当サイトの管理人です。

今回は、闇金から借金した男性の体験談をご紹介します。

パチンコ・パチスロで貯金がなくなり・・・

38歳、男性、派遣社員、長野県長野市に住んでいます。

一時3年くらい、私はパチンコやスロットに凝ったことがあります。毎晩会社の帰りに直行し、休みの日は朝から終了まで通い詰めでした。休みの日は狙ったパチンコ台を確保するため9時半から出かけました。

頭では長い期間では勝つことはないと言うことはわかっていました。しかし大勝ちすることもたまにはあり、その味が忘れないのです。賭け事は競馬でも競輪・競艇なんでもそうでしょう。

そのうちに私の預金は底をつき生活費にまで手を出すようになりました。もう結婚もしており娘もおり、アパートに住んでいました。妻は娘を近くの実家に預けパートに勤めていましたが、その前から私にパチンコは止めてくれと強く迫っていました。

しかし、なかなかやめられないのが意志の弱さです。その日もまた大負けしました。もうお金がないので勝っている人の台を見ていると知らない人が私に話しかけてきました。スーツを着たごく普通の30歳くらいの男性でした。

声を掛けてきた男性は・・・

パチンコ屋さんのソファーへ誘って私に、よくお見かけしますねとか言って雑談を始めました。普通のおとなしい感じの話し方でした。

「必要ならお金を融通できますよ。」と言って名刺をくれました。名刺には携帯番号が入っていました。

後でその携帯番号はプリペイド携帯とか言って携帯番号が始終変わるのだそうですが、その時は知りませんでした。やはり後で知ったことですが、住所も名前も架空の物でした。

私は翌日も負けてつい昨日もらった携帯に電話してしまいました。不思議なことに15分くらいでもうパチンコ屋へ来ました。しかも歩いてきたのです。

早速単刀直入に借り入れを申し込みました。

借金を申し込むと・・・

彼はいくら必要なのかと聞きましたので、私は10万円と答えました。彼はいいですよと言って、私の運転免許証を撮影しました。

そして金利は年50%ですがよろしいですかと言いました。

私は金利のことは良くわかりませんのでOKして、彼の用意してあった書類に読みもしないで、住所と携帯番号を書き、署名し指紋を押しました。妻の名前も書きました。

返済は一週に一度と言うことでした。その場で現金をくれると言う事でしたが、9万円しかくれませんでした。1万円は手数料と前利息と言う事でした。

なんだかよくわかりませんがとにかく借りてしまいました。一週間なんて早いものでもう返済時期が来ました。利息がこんなに高いものだとは初めて気が付きました。

何とかお金をかき集めて1回目の返済をしました。すぐ2回目の返済時期がやってきました。

そんなことをしているうちに借りた10万円などは利息だけではるかに何倍にもなってしまいました。

そして、ついに返済できなくなってしまったのです。

ヤミ金の返済を滞納してしまうと・・・

そうすると携帯に督促の電話がひっきりなしに何度も掛かって来るようになり、妻に知れました。

妻は子供を連れて実家に帰ってしまいました。そして離婚の書類を郵送してきました。

私はついに自分の親に相談しました。親は妻の家へ行って改心させるから何とか戻ってほしいとお願いしてくれましたが、妻はもとより妻の親が頑として離婚を主張しました。

その時の私の闇金からの借金は300万円を超えていました。もう返せるお金ではありません。

私は親と相談して離婚を承諾して、自己破産を申請することにしました。

自己破産の申請は・・・

自己破産の申請は自分で出来ると新聞に書いてありましたので自分で裁判所へ行って、申請の仕方を教えていただき申請しました。

自己破産の場合ギャンブルなどに使ったお金は認められないと言われましたが書類上不備の無いように書いて申請しました。

認められるまで1年くらいかかりましたが、認められて一安心でした。しかし離婚と言う大きな代償を払いました。

会社にも知られ退職しました。今は派遣で真面目に働いています。

闇金は賭け事がある限り無くならないでしょう。

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今回の体験談は以上です。

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