こんにちは、当サイトの管理人です。

今回は、友人がヤミ金に手を出した方の体験談をご紹介します。

突然、友人からの電話・・・

半年程前に高校時代の友人から久しぶりに電話があり、たまには飯でも一緒に食おうと言われ、当日行ってみると本題は金の相談でした。

この友人は高校時代から金にルーズで自分を含め他の友人からも色々借りていて、貸しても返って来ない事で有名な男でした。ですのでもちろん断るつもりでしたが、実際に会ってしまっていて即答で断るのも気まずいので、一応話しを聞く事にしました。

自分は卒業後に数回会った程度でその間に色々とやらかしていて、消費者金融やクレジットカードのキャッシング等、軒並み借りては返せずに、弁護士を介入させて任意整理までしていたのです。

そして金融機関からは一切借り入れが出来ずに、親も頼れず自分の所に相談に来た訳です。

高校時代に貸した金も返って来ていないし、自分だって人に貸す程の余裕はありませんので、断る旨を伝えた所、最終手段で闇金から借りると言い出したので、自分の過去の闇金で悩んだ経験を伝えると、友人は「すこし考えてみるよ」と言って、その日は別れました。

後日、友人に連絡すると・・・

それから一ヶ月後位に、こんな奴でも友人なので気になり電話してみると、自分とあった数日後に都内の闇金業者3社から合計12万円を借りていました。

自分が電話した時には既に、毎週の期限に利息を入れる事も出来ずに末期の状態でした。法廷金利の業者や友人から借りても返せない人間が闇金の高金利を払える訳も無く当然と言えば当然の流れです。

その友人は闇金業者から借り入れする際に、家族構成、近親者などの名前や住所、連絡先、勤務先等を聞かれていて、全て本当の事を言ったらしく、一回目の期限に利息が入金出来ずに、親、兄弟、親戚、勤務先に次々嫌がらせの電話が入り、親からは勘当され兄弟にも見放され家族は崩壊状態でした。また、勤めていた会社もクビになり、当時乗っていた軽自動車も闇金業者に取り上げられて目も当てられない状態になっていました。

弁護士に頼みたいが相談料も払えない状況との事で、再度自分に貸して欲しいと来ましたが、自分も毎月一杯一杯の生活なので、たとえ返してくれる相手であっても貸す程の余裕が無い事を伝えると、友人は「わかった」と言って電話を切りました。

それから3ヶ月程経った頃に、再び電話をしてみた所「この電話番号は現在使われておりません」と・・

気になり、高校時代の他の友人に聞いても自分が電話で話した頃を最後に誰も連絡が取れないとの事でした。

以降、現在でも誰もその後の彼の行方は分からず、なんとも後味の悪い結末になってしまいました。

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今回の体験談は以上です。

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