【体験談】職探しのお金さえなかった私の借金

こんにちは、当サイトの管理人です。

今回は、ブラック企業での仕事に疲れた女性の借金体験談をご紹介します。

休みのない仕事と家事で疲れ果てた私。彼に別れを告げ…

29歳の専業主婦です。結婚する前まではいわゆるブラック企業で働いていました。休日はほとんどなく、毎日が残業で家は寝るだけの場所となっていました。

当時、同棲中の彼氏がいました。彼も働いていたため、家事は私がやるしかなくて、帰宅後に慌てて掃除や洗濯、料理をする毎日でした。

自分がやりたい事をする時間や、ボーッとする時間さえなくて、本当に疲れていました。何故か涙が止まらなかったり、泥酔するまでお酒を飲んだりする日が増えていきました。

職場の人間関係も複雑で大変面倒でした。彼氏には毎日愚痴を言って発散していたつもりだったのですが、遂に耐えきれなくなって別れを切り出しました。

正直なところ彼氏のために家事をする時間を自分の体を休める時間にしたくて、別れて実家に帰ろうとしたのです。

彼氏は、「仕事と自分で、仕事をとらないでほしい。今の仕事はもう辞めて、違う職場で働いてほしい」と言いました。

「仕事をするために生きているんじゃないんだから」とも言われたのですが、それを聞いてそれもそうだと考えて仕事を辞めることにしました。

けれど、私は散財するタイプだったので、貯金がまったくありませんでした。仕事を辞めることで、家賃や光熱費などすべてを彼氏が負担することになってしまうので、これ以上迷惑はかけられません。

しかし、携帯電話の料金は払えませんし、次の仕事を見つけるための費用もありません。

これではなにもできないので、恥を忍んで昔からの友人に、お金を借りられないか電話でお願いしました。

彼女は、自分も手持ちがあまりないから20万しか貸せないけれどそれでいいなら貸すよと言ってくれました。

今までお金の貸し借りはしたことがなかったので、とても辛かったです。おそらく彼女も大なり小なり嫌な気持ちになったでしょう。

なので後日、お茶をした時に必ず返すことを約束しました。「ごめんなさい。ありがとう」とお金を借りて、そのお金で早速、職さがしを開始しました。

奇跡的に一ヶ月もかからずに次の職が見つかったので、彼女から借りて使わなかった分のお金とその会社で初めてもらった給料を合わせてきっちり返済しました。迷惑をかけたので焼き肉も奢りました。

彼女にお金を借りたことで安心して仕事を探すことができたのでとても感謝しています。

しかし、やはりお金を借りる際かけた電話では、友人の困っている様子がうかがえたので、友人とのお金の貸し借りはなるべくしたくはないし、するものではないと思いました。